足と靴の臭いは移る。人に水虫菌は移るから移った臭いも治らない？
足のくさい人が新品の靴を履くと初日からくさくなることもあります。そうでなくても2、3日もすれば徐々にくさくなります。においが発生する早さは細菌が繁殖しやすい環境次第です。くさくなった靴は時間が経ってもなかなかにおいは落ち着かず、結構なにおいを残したままになってしまいますので消臭してあげないといけません。
最初、足と靴は一緒に臭くなります。臭くなった靴を履くと、そこでまた細菌が繁殖してにおいを発生して、足がより臭くなります。夜に帰宅して足のにおいを消す為に色々やっても、翌朝その靴を履くと直ぐに臭くなってしまいます。既に臭くなってしまった靴はにおいを取ってあげないと、足をいくらメンテナンスしてもダメなのです。
しかしテレビコマーシャルのように消臭スプレーばかり使っても、においが取れるどころか逆に変なにおいになってしまうことがありますので、使い過ぎには気を付けましょう。帰宅して毎回消臭スプレーするようなことはやめた方がいいです。
移ってどういうこと？
においが移るとは、におい物質が足の皮膚に付着または浸透してしまうことです。くさい靴を他人が履いてもにおいは移ります。密着していればそれだけ移りますし、足は角質が厚いので他の部位より浸透しやすいです。表面に付いたにおいは洗えば直ぐに落ちますが、浸透した分だけにおいは残ってしまいます。もちろん足のにおいが、ずっとくさくなってしまうことはありません。
サンダルでもミュールでも同じことが言えます。足裏に細菌が繁殖出来る場所さえあればにおいが発生します。本人でも他人でもそこに触れた状態が長ければ、においは移ってしまいます。
絨毯やカーペット、床をかえして足がくさくなる？
私もそうですが足が強烈にくさい時は、絨毯に足あとが付いているかの様ににおいを残します。くさい時は素足を絨毯に置いておくだけでにおいは移るのです。こびり付いたにおいは結構な時間残ってしまいます。しかし、その所を他の人が歩いてもほぼにおいが移ることはありませんし、菌が移って足がくさくなることもありません。
細菌と水虫菌を同じ様に思ってしまう？
細菌を水虫菌と同じ様に思ってしまって、くさいにおいも根付いてしまうと心配する人もいます。こちらで言っている細菌に水虫菌はふくまれてません。水虫菌は皮膚の疾患なので、靴に水虫菌がいれば普通に移って根付いてしまうこともあります。しかしにおいの細菌が他人に移って、ずっと足がくさくなることはありません。