足のにおいと汗。自己嫌悪と交換神経が先生の一言で楽になる
においをコンプレックスと感じている人で、自分のにおいが他人よりかなりくさいと重く感じている人が多いのです。これは思っているだけで他人と比較したわけではありません。たしかににおいがしない人と比べるとくさいかもしれませんが、くさい人どうしで比べることはまずありませんし、比べても第三者に嗅いでもらわないと、においの強さは分かりません。直接、足のにおいなんて基本的には自分しか嗅がないし、嗅いでもらったとしても身内ぐらいなものです。そのにおいがどのくらいの強さでくさいのかは、比較出来る病院の先生にしか分かりません。
診てもらうことにより、どの程度のにおいの強さなのか?人と比べてどうなのか?治るのか?自分だけで調べて勝手に思っていたことが、ハッキリと分かり色々と気苦労がクリアになると思います。気分的にも「大丈夫です。あなたが思っているよりくさくない」と言ってもらうと気持ちが少し楽になることでしょう。先生の言葉で多汗がだいぶ治まる人もいるのです。
においと自己嫌悪
自分一人であまりに悩んでいると自己嫌悪になることもあり、少しの負の考えが折り重なって行きどんどん悪い方向へ考えてしまいます。今はネットで色々調べられますが、人はネットで事柄を探す場合、自分の意向に合う答えを探すものです。自分の欲しい答えに向かって探してしまい、意に反するものは無意識にスルーしてしまいます。時間だけがいっぱい掛かり、大したことがない事でも難しく考えてしまいます。精神的に参ってしまいそうなら、軽い気持ちで先生に相談してみるのもいいと思います。
また、なんで軽い気持ちの方がいいのかと言いますと、自分はくさいにおいが強いと思って病院にいきますが、先生には「問題ない」と軽くあしらわれる事が多いのです。結局、自分の悩みがとても大きくて勝手に膨らませて破裂しそうになってから病院に行くので、先生が感じている「くささ」とはまるでその大きさが違うのです。これはしょうが無いことなので過大な期待はせずに行ったほうがいいのです。
足のにおいと汗と交感神経
足のにおいと綿密な関係にある汗。汗は運動性(体温を調整)と精神性(緊張などの気持ち)で発汗します。味覚性発汗もありますが、顔と頭しか汗をかかないのでここでは除外します。学生の時や運動の時のにおいは運動性の汗なのである程度はしょうが無いです。不快に思うことが多いのが精神性の汗です。脇、手、額、足などにストレスや緊張、乗り物酔いなどでかく汗は交感神経による精神性発汗です。運動以外の汗は「気持ちの汗」ですので、気持ちの面が上手く楽になれば汗もおのずとかかなくあります。まったくかかなくなるのは無理ですが、不快に思わない程度の汗に少なくすることは人によって出来るでしょう。
対人や赤面の治療でもそうですが、気持ちの持ちようを少しづつ治療していくのである程度の期間が必要になってきますので、気長に考え、適当に、いい塩梅に通ってみてもいいでしょう。また、よりもっと多くの汗をかく多汗症の場合は疾患になりますので、直接的な手術や別の方法の治療もあります。