靴の消臭にファブリーズってどう?革靴には使えないって知ってた?
「ファブリーズで洗おう!」と見事なキャッチフレーズで、世のお母さん達の心をガッチリ掴んだ除菌芳香剤ファブリーズのCM。汚れた靴が映し出され、「洗うの面倒臭いからファブリーズでいいや」と靴を洗うのを先延ばしにしている人も、少なからずともいるのではないでしょうか。他の除菌消臭スプレーに関しても同じことが言えますが、靴が汚いからといってシュッシュっとやり過ぎてはいけません。
においを感じていないのは私達だけで、靴にはにおい物資/成分が残っているのです。そのにおい物質は変化し、いずれ違うにおいになっていきます。におい物質をファブリーズ、リセッシュ、HYGIA(ハイジア)などの消臭スプレーは、同じ様な仕組でにおいを消します。
においが消える仕組
今主流の除菌消臭スプレーは、科学的方法、ペアリング法というやり方でにおいを感じなくさせています。くさいにおい物質に対して、別のにおい物質や消臭成分を使い化学変化させる方法です。
においを感じていないだけ
靴に除菌消臭スプレーを使っていると「何か変なにおいがする」と感じることがあります。例えば下駄箱やトイレに色々な消臭剤をいれると、変なにおいになるのと同じです。これは色々なにおい物質が混ざり合わさると、不快なにおいになってしまうことがあります。科学的に消臭すると、においは消えますが、におい物質はそこに残ってます。その残ったにおい物質にまた、においが合わさり、またスプレーする、この繰り返しで変なにおいが発生してしまいます。
ベタついてしまう
薬剤と重なりあったにおい物質と皮脂、角質、汗などが混ざり合いベタついてしまいます。こんな状態だと足が余計にくさくなります。こうなってしまったら、靴を洗うしかありません。洗えない靴なら拭き取るしかありませんが、なかなかにおいは拭き取れません。
このベタつきは消臭スプレーの薬剤とも言われておりますが、詳しく調べようとしても成分は記載されていません。環状糖類(サイクロデキストリン)と言う成分を使用しているようですが、正確なことはメーカーでなければ分かりません。
ヒールや革靴には使えません
革や合成皮革には使用出来ないと記載されてます。あのCMは布で出来たシューズに対してのことなのです。ファブリーズには第四級アンモニウム塩系の除菌するための薬剤が入っています。この薬剤が革製品を変質させることがあるのです。