ワキガにミョウバンや重曹を使う時は、性質を見ることが大事

ミョウバンと重曹がワキガに効くと言われますが、何がどうして効くのか?ただ効く効くと言われるだけで、その根拠を理解している人が少ないです。決してミョウバンや重曹でワキガが治ることはありません。ミョウバンや重曹がワキガに効くのは、直接的に体に効くのではなく、出たにおいを打ち消しているに過ぎません。くさいにおいには性質があり、酸性とアルカリ性などの性質に分けられます。

 

自分の性質が分かれば効果をより高めることも出来る可能性もありますが、食事や環境によって変化することも念頭においておかなければなりません。また、体臭は個人差が非常に大きく、その日の体調でも変化します。

 

二日酔いの時にはアルカリ臭に振れるでしょうし、疲労が溜まっていたり汗くさい時などは酸性臭に振れることが多いように、必ずどちらとは言い切れなくその方向に振れやすいと思っておくことが大事です。加齢臭のように中性臭から酸性臭のにおいと言われるように、においには幅もあることも念頭に入れておきましょう。

 

 

 

消臭方法の一つが中和させること。ミョウバンや重曹を使う意味

消臭方法は簡単に言うと3つあります。におい自体をとってしまう方法、違うにおいで感じなくさせる方法、中和させる方法です。消臭においてミョウバンや重曹を使う意味はにおいを中和させることにあります。脇には汗、汗の成分、皮脂、角質、ホコリ、細菌などが溜まりワキガの人はこれにアポクリン腺からでる成分がプラスされ、いろいろなにおいがこもって強いにおいになります。消臭するにはこれらの体から出る各成分をそれぞれ打ち消す必要があるのです。

 

 

ミョウバンと重曹の水溶液の性質

● ミョウバン水▶▶▶酸性

 

● 重曹水▶▶▶弱アルカリ性

 

ミョウバンと重曹は全く別物で、塗ってもワキガは治りません。ただ、出たにおいを中和消臭させるだけです。

 

 

人のにおいの性質
● 肉、油、汗、足など▶▶▶酸性(酸性臭)

 

● アンモニア、タバコの副流煙など▶▶▶アルカリ性(アルカリ臭)

 

ワキガも含めた脇全体のにおいが、酸性臭が強いのか?アルカリ臭が強いのか?によってその効果は違ってきます。

 

 

においを中和消臭させるには逆側の性質を合わせる
●ミョウバン水▶▶▶アンモニア、タバコの副流煙などのアルカリ臭

 

●重曹水▶▶▶肉、油、汗、足などの酸性臭

 

単体だと中和できるものとできないにおいがでてきて、全てを消臭できないのです。

 

 

 

一瓶に混ぜて使えばいいんじゃないの?
ミョウバンと重曹を一緒に混ぜてしまうとお互いに打ち消し合ってしまい、効果が非常に落ちてしまいます。このような化学式で表せるようなものを安易に混ぜて使用することは危険ですし、やめた方が無難です。使うなら別々に使用した方がいいでしょう。石けんや酢などにも混ぜてしまう人もいますが、白濁や粘性などを伴ってしまうこともあり、お肌につけるものですのでおすすめしません。

 

 

肌は弱酸性、体内は弱アルカリ性

肌は普段弱酸性で、洗顔をするとアルカリ性に振れます。その後、アルカリ性を維持するのではなく徐々に元に戻ります。逆に人の体内は弱アルカリ性で保たれておりますが、疲労などが溜まると酸性傾向になりますし、摂った食事でも同じことが言えます。

 

人の体は場所によって性質が違い、変化することでも分かるようににおいの性質も変化するのです。よくワキガに梅干しがいいとも言われてますが、あくまでも体内の性質を良い方向に持って行くためであり、食べ続けてもワキガが治るわけではありませんので食べ過ぎには注意しましょう。


ワキガにミョウバンと重曹のどっちがいいの?効く人と効かない人

ワキガにミョウバンと重曹のどっちがいいの?永遠の課題とも言えるような昔から言われ続けていることです。違う性質を持ったミョウバンと重曹で体臭を消すには、ある程度の日数や回数をこなさいないとその判断は出来ませんし、自分に効いても他の人には効かないことも普通にあるために一概にどっちがいいとは言い切れません。普段は重曹でにおいが収まっていたのに、今日はダメということもあります。

 

においの性質が強い方へ傾いた時に、そのにおいを中和できるものを使えば効いたと実感できます。しかし弱いにおいの性質の方をを中和させた時は、消せたにおいも弱いので効果がないと判断してしまいます。ミョウバンや重曹単体では脇のにおいを全て消臭できるわけではありませんので、効果があるなしの判断をするのは非常に難しく、人によって賛否両論になってしまうのです。

 

 

効く?効かない?を判断するのも難しい
効く効かないを判断するのは自分で脇を嗅いで判断します。でもこの行為はかなり難しく、自分のにおいはを正確に判断するのは難しいのです。嗅覚は非常に疲れやすくてにおいを嗅ぐにつれて分からなくなってしまいます。

 

一回目に比べると二回目の嗅覚はそのにおいに慣れてしまい、正確なにおいを嗅ぎ分けられません。ミョウバン水や重曹水をスプレーして実際に効いているのか、脇を嗅いで分からないのも普通にあることなのです。正確に判断するには他の人に嗅いでもらうのが一番ですがなかなか難しいです。

 

 

 

ミョウバンや重曹は、そもそも制汗や殺菌できるのか?

重曹は、お掃除でも活躍しますがにおいを中和する以外の効果はありません。制汗や殺菌(除菌、制菌)などは出来ません。汚れが落ちやすいのは粒形が粗いので、洗剤と混ぜてこすり洗いした時に、削り落とすクレンザーのような役目をしてくれるからです。

 

ミョウバンは、少し特殊で現在市場に出回っているものは、工場で合成されたものです。制汗や殺菌に効果があるとされており、多少の効果を見込めます。もちろん市販の制汗剤に比べればその効果は微々たるものです。殺菌効果も菌を殺すことではなく、菌を増やさない抗菌、制菌作用に近いでしょう。

 

 

最初だけやって、すぐにやめてしまう理由は、やはり時間

ワキガ対策で一番肝心なのは汗の抑制時間です。消臭効果がどのくらい持続できるかが、商品の善し悪しです。ワキガ対策として最初に取っ掛かりやすいのがミョウバンと重曹です。しかし安さとお手軽さもあって結構な量の水溶液を作りますが、最初だけやって続く人がほとんどいません。消臭する持続力がないためです。その分、頻繁にスプレーしないといけないようなことになり、タイミングと場所などが多く必要なことも続かない理由になってしまいます。

 

安く簡単に作れて効果バツグンならいいですが、たいした効果も得られないで時間と労力を使ってまで使おうとは思わなくなってしまいます。結局、最初からワキガの消臭に長けている制汗剤を買った方が効果的だと分かるのです。

 

 

レモンやハーブを混ぜるのは自己満の世界
時間を稼ぐために柑橘系の果物の皮やレモン、ハーブなどを入れることもありますが、ワキガのにおいにはほとんど意味ありません。何故なら自分で嗅いだにおいと他人が嗅いだにおいには感じ方の違いがあるからです。嗅覚は元の脇のにおいに鼻が順応してしまっているため、自分で嗅ぐと柑橘系のにおいに敏感に反応しますが、他人が嗅ぐと真っ先にワキガのにおいに反応してしまいます。

 

その後に柑橘系のにおいに行き当たりますが、ワキガとはっきり分かってしまうのであまり意味をなしません。ミョウバン水や重曹水にレモンやハーブを入れても、所詮、自己満足の世界になってしまいにおいを消す持続力が長くなるわけではありません。

 

 

 

科学の力で抑えるのでしたら

科学の力で抑えようと思うのでしたら、成分はこの2つになります。

  • フェノールスルホン酸亜鉛(パラフェノールスルホン酸亜鉛)・・・汗を抑える成分です。皮膚のタンパク質と合わさって毛穴や汗腺に膜を作り汗を出ないように膜を作ります。
  • イソプロピルメチルフェノール(シメン-5-オール)・・・においを抑える成分です。菌の働きを抑える成分とも言えます。

 

現行のワキガ対策商品では、有効成分(主要成分)として二種類の原材料(成分)が使われていることがほとんどです。中でも私には合っていた商品は以下になりますが、同じような効果が得られる可能性を見るためにも、私と同じような体質、症状を参考にして頂けたらと思います。

 

 

デオシーク 公式ページです。

スキンケアにも重点をおいており、他の商品より保湿が少し強めのような気がします。制汗の持続力もいいですので、においもおさえられているように感じます。脇以外にも足やデリケートな部分(すそ)、乳輪、耳、おへそにも使えます。値段もおさえられており、定期の回数制限も無く、日数間隔も数ヶ月おきにでるのがかなりいいです。

ノアンデ 公式ページです。

発売以来、安定的な効果もあり他に新製品が出ても一定の人気があります。このような商品には珍しく3度めのリニューアルを行い日々研究開発を行っている感が大いにあります。単品の値段が高くはじめての人は勇気がいると思います。定期販売での中止とお休みが可能になりましたので、かなり買いやすくなりました。

クリアネオ 公式ページです。

発売されてからそれなりの販売数を維持している商品です。脇以外にも気になるところに使えますので使い勝手はいいと思います。他の商品より少し多めに使いますので、結構減りは早いです。多めに使いすぎても肌に影響はありませんが、私的にはあまりよろしくありませんでしたので多少抑えめにしました。定期の回数制限はありません。

 

 

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