足のにおいは治るの?体質改善で治るにおいと治らないにおいとは?

足のにおいは治るのか?体を治せばくさいにおいは消せると思っている人も多いですが、実際に治ることはまずありません。たしかに人の体のことなので絶対ではありませんが、まず治る可能性は非常に少ないでしょう。

 

なぜならにおいとは本来、人が持っている性質であり個性で病気ではありません。そのためにおいそのものが消える、もしくは治ることはないのです。あくまでもくさいとは、社会や環境、今の時代の人の感覚に過ぎません。

 

 

一般に足がくさいと言われる私のようなタイプのくささは難しいですが、それ以外のにおいの場合、体質改善でにおいが軽減することはあります。くさいにおいにも種類があり、自分がどのにおいになるか理解しおけば対処の仕方もより効果的に出来ます。

 

 

 

納豆くさい、重くムワッとくさい、蒸れた靴下のにおい

におい物質:イソ吉草酸(いそきっそうさん)などが代表的

 

 

これが私と同じタイプのにおいで、私の場合はこのにおいを強くした感じになります。このにおいは足がくさいと言われる代表的なもので、納豆に近いと感じ、重くむわっとして、どちらかと言うと酸っぱく感じません。このタイプの人は残念ですが体質改善を試みてもまず治ることはないでしょう。

 

このにおいの発生源は細菌と言われてます。細菌とは自然界にある普通の菌と、人がもとより持っている菌です。これらの菌が皮脂や角質などを栄養分とし、汗で蒸れた環境でより繁殖してにおいを発します。においに関しての研究は現在でも解明されていない部分が非常に多いのも、においの難しさです。細菌が汗や角質などの食べかすや排泄物または、食べ残した物が化学変化してにおいを発しているとも言えるのです。

 

細菌を何とか出来ればにおいも無くせますが、生活範囲に普通に存在している菌と体の内外に持っている常在菌のため、拭き取ったり洗い流しても繰り返しそこに存在してしまうのです。いくら体を治そうとしても細菌を除外することは不可能ですので、私が言っている治らないとはこのとこになるのです。病気でにおいが出ているわけではないのです。

 

 

ここで言う細菌とは、一般細菌、人が常に持っている菌、真菌、ブドウ球菌/黄色ブドウ球菌/表皮ブドウ球菌などと言われております。ハッキリ言ってにおいの研究はそこまで進んでおりません。

 

どの菌がどのくらい繁殖するとくさくなるのか?湿度や温度がどのくらい上がるとくさくなるのか?など菌とにおいの関係の細かなことは分かっておりません。その為、発生源となる菌を特定してはいけませんし、しているメーカーならあくまでも「自社調べ」となります。

 

 

 

 

汗くさい、男っくさい、少し酸っぱい、少し笑えるにおい

におい物質:ノルマル酪酸(のるまるらくさん)などが代表的

 

 

このにおいをよく足のにおいやワキガと言っていたりしますが、足の重く独特なにおいやワキガ特有の鼻を突く刺激臭とは全く違います。このにおいはハッキリ言ってそこまでくさくありません。肌の表面を拭けばにおいは取れますし、逆にこのにおいを好む女性もいるのでぐらいです。

 

においの発生源は汗と言われてます。汗は基本的に無臭ですが、時間とともに酸化していき少し酸っぱいにおいになります。足裏や脇、股が蒸れやすく細菌も繁殖しやすいため、額や腕など他の所にかいた汗とは少し違うにおいになっていきます。

 

運動不足などで汗をあまりかかない体になっている人や、食生活が偏っている人は最初からベタベタする汗をかきます。このベタベタする汗は通常の汗とは違いくさいにおいです。生活習慣を整えたらサラサラの通常の汗に戻ります。

 

 

 

加齢臭、オヤジくさい、少し鼻に突く、笑えないにおい

におい物質:ノネナールなどが代表的

 

 

汗臭いにおいと同じように思っている人も多いですが、加齢臭はまた独特のにおいで違います。汗臭い酸っぱさはとは違い、加齢臭だと酸っぱいと言うより、ワキガに近い少し鼻に残る感じになります。女性でも加齢臭を発します。発してない人は女性ホルモンの関係で抑えられるとも言われています。

 

においの発生源は元よりの体臭や皮脂と言われてます。加齢臭は加齢に伴って発するにおいです。皮脂や汗の酸化を伴うので少し鼻に突くにおいとなります。ワキガだと鼻に突く刺激臭が離れた場所でも感じられますが、オヤジくさいにおいは少し離れるとあまり感じません。酸化する皮脂と汗を対処すればだいぶにおいを抑えられますので、そこまで凹む必要はありません。

 

加齢臭は病的で発生するにおいではありませんので、これも治すことは難しいでしょう。飲酒やにおいの強い食べ物、汗を良くかく体づくりなどでにおいを多少軽くすることも出来ますが、逆にそれがストレスとなってしまうこともありますので、ほどほどにしないといけません。

 

 

 

おしっこくさい、おならくさい、アンモニアくさい

におい物質:アンモニア、インドールなどが代表的

 

 

このにおいの場合は体全体より発する事が多いです。微かにおしっこくさかったり、おならくさかったりします。もろにそのもののにおいではありませんので、よくよく嗅がないとわからない程度です。

 

においの発生源は体臭と言われてます。体臭と言っても内臓が機能低下して発するものです。便秘が続くとそのにおいが血液によって前身に行き渡り、おならのようなにおいを体から発します。アンモニアのおしっこのにおいは、お酒の飲み過ぎや疲労が蓄積によるものだと言われております。

 

女性の場合、更年期障害で自律神経のバランスが崩れ一気に汗をかきやすくなるとこがあり、この汗がアンモニアのにおいに感じることがあります。

 

稀に女性の人で便秘が非常に強く、長く続くとおならのにおいが強く発することもあります。

 

これらのにおいは重くはない病的な体質で発する為、腸内環境や疾患の改善によりにおいを軽減出来るでしょう。におい自体を気にするのでなく、体の機能の方を重点的に気にしましょう。

 

 

水虫などの皮膚の疾患での症状は除いております。

 

 

 

足のにおいをなくす手術はあるの?ワキガと同じ手術?

 

 

くさいにおいを消す学術的方法は?脱臭と消臭の違いは?

 

 

汗っかきな人の為の靴の消臭方法。ファブリーズよりも後が楽

 

 

足の臭いが治ると思ってる?重曹、酢、ミョウバン、クエン酸

 

 

トップページ