足の臭いが治ると思ってやってるの?ミョウバン、重曹、酢、クエン酸

においを消す為なら人が「これいいかも」と言われれば、私に出来ることなら意味が分からずともチャレンジしていました。昔からあるにおい消しで重曹、酢、ミョウバン、クエン酸があります。お風呂には入った時にお湯で薄めて使うというものです。足を浸して適当に待つだけ。長い時で30分ぐらい。

 

お風呂から出て足のにおいはおさまってます。「洗ったからじゃないの?」と親、兄弟、姉妹に言わせないオーラを出しつつ回数を重ねました。浸した後に足をゴシゴシ洗い流すので、これらを使わなくても「洗えばにおいはおさまる」当たり前のことです。意味が分からずとも無理やり頑張ってやりましたが、足はくさいまま変わらず次第にめんどくさくなってやらなくなりました。

 

 

 

重曹、酢、ミョウバン、クエン酸の消臭は化学変化させるのが目的です。

足の消臭において重曹、ミョウバン、酢、クエン酸を使うのは、においを化学変化させて中和するのが目的です。体から出たにおいを中和させるので、発生させなくするわけではりません。化学変化でも揮発性を不揮発性にするなどは、そこまで考える必要はないと思ってますので、知りたい方は別の小難しいところでお願いします。

 

足に浸透させてにおいを発するタイミングを、ほんの少し遅らせるぐらいなことなのです。いくら使っても体が治ることはなく、ハッキリとした効果も期待出来ません。

 

酢系のものはにおいが足につくので出かける前はやめた方がいいでしょう。お料理やっている人なら分かると思いますが、お酢を手もみすると石けんで洗ってもしばらく残ってるのと同じです。

 

 

においを中和させるには?
くさいにおいには酸性(酸性臭)とアルカリ性(アルカリ臭)、中性(中性臭)などがあります。中和させるにはそのくさいにおいに対して、逆側の性質を持ったものを使っておいを消します。加齢臭は中性臭とも言われておりますが、酸性傾向にもなります。

 

  • 酢、ミョウバン(水)、クエン酸は、酸性なので・・・アルカリ性を示す、アンモニア、タバコの副流煙のにおいを中和します。
  • 重曹(水)は、弱アルカリ性なので・・・酸性を示す、納豆のにおい、イソ吉草酸、汗などのにおいを中和します。

 

 

 

むれた靴下のにおいイソ吉草酸を中和するのは重曹だけ

足のにおいで納豆くさいイソ吉草酸は、酸性なので中和させられるのは重曹だけです。ミョウバンや酢を使ってすぐに、においが消えたと言う人はアンモニア系なのかもしれません。アンモニアと聞くとおしっこを思い浮かべますが、おしっこはアルカリ性で安定しているわけではなく、食事によって酸性からアルカリ性を行ったり来たりします。アンモニア臭が一概におしっことは限らず、お酒を飲んでもアンモニア臭はします。

 

 

混ぜるな危険!?
重曹と他のを混ぜると効果が上がるとも言われ、組み合わせて使ってもみましたが症状は変わりません。この場合、酸性同士、アルカリ性同士で組み合わせるようにしないといけません。酸性とアルカリ性を混ぜてしまうとお互い打ち消しあってしまいます。

 

基本的に素人の私達が化学式で表せる物質を安易に混ぜ合わせて、お肌に塗るようなことはおすすめ出来ません。当時は知らずに出来たことですので、知っている今はやりません。また、塩素系と酸が反応するとガスを発生しますので、クエン酸と塩素系の薬剤は一緒に使えませんの注意しましょう。

 

 

洗うからその時はにおいは取れる
においが中和して消えたのか、石けんで洗い流して消えたのか、酢のにおいで分からないのか、ハッキリとした区別がつきません。でもにおい物質を中和させるので、物質そのものが無くなるのと一緒なのです。その為、消臭スプレーとは違い後から変なにおいになったりベタついたりはしないです。しかし結局、靴を履いたらくさくなってしまいます。

 

 

 

重曹、酢、ミョウバン、クエン酸の殺菌作用ってどう?

酢、重曹、クエン酸、ミョウバンは殺菌作用があるとされてますが、その効力は物凄い低いので殺菌目的で消臭するのは難しいです。この中では酢が一番殺菌作用があると言われてますが、本格的な殺菌ではなく繁殖を抑える作用です。抗菌や制菌作用の方が近いでしょう。また、お酢には菌の栄養素となる糖分やアミノ酸が入ってますので、使い方によっては逆に増える可能性さえあるのです。重曹には殺菌作用は全くありません。

 

 

足のにおいは菌が繁殖して発します。お風呂の時点で菌を抑制しても、時間が経てば繁殖してにおいを発します。持続性が有るわけでもなし、急に靴を脱がないといけない時に対処出来ません。スプレーに入れてその場で使ってもそこまでの消臭効果は得られません。

 

殺菌だけを目的とするならば、消毒用エタノールの方が断然強く、あえてこのようなものを使う必要はありません。人の常在菌はなくならないし、角質も絶えず再生しますので使った所でどうこうなるものではありません。菌の繁殖をほんの少し抑える程度に考えておいた方がヤキモキしなくて済むのでしょう。

 

 

安かろう、悪かろうじゃないけれどやらなくなる自作スプレー
これらの材料を水で溶かしてスプレーにすることもありますが、殺菌力も望めませんし超簡単に作れる分絶対に使わなくなります。人はリスクを負わないと持続出来ません。心理学の面になり小難しくなるので詳しくは別の機会にしてお伝えしませんが、人は少なからずリスク(責任、お金、時間、労力などさまざま)を負わないと続けるのが難しいのです。ダイエットやバイキング、勉強などでも同じことが言えます。いつでも安く作れるものには興味を示さなくなり、やらなくなりますので作っても捨てることになるのです。

 

 

 

洗っても取れない足のにおいは、専用の石鹸で取りなさい

 

 

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